#11 コードレス 短編23期

 タクミの所作の端々がすごくイマジナブルだと思う。しかも彼の言葉がしっかり重い。
 文章にムラを感じない。わざわざ外したりしないっていうか、そうしなくても平気ってことなんだと思うので、そういうところもいいです。
 彼はバイクで走ってる間、当然一人で、そのピザを届ける先は様々だろうけど、受け取り先にいる人間は大体は複数で、大方家族がいてるわけですよね。
 そういうの毎日やってて、だからはっきり問えることかもしれない、「生まれながらに…」っていう台詞には、ドンと揺さぶられた。

 

#18 千夜一夜 短編24期

 お話としての内容は、特に好きなわけでなく、そうですか…と読み終えてしまうんですが、
 「たった、独りで。」に、しゅうっと収束を感じました。
 そういう相性であるらしいです。ひとところオーラの濃い一文が存在すると感じる。

 

#16 酷熱カプリッチオ 短編25期

 九州弁ということでいいのでしょうか。いやもう男気は伝わります。
 が、なにしろ読めない言葉なので、とりあえず頷いてしまって沈黙して、えっ。みたいな余韻があったり。
 って、男気がこれだけ伝わればいいのではないかという気もします。というか、それでいいなあ。ハイ。ではそれで。